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【kintone × 電子工作】HW初心者が自作スイッチ(1x3ボタン)を作成した話-プロローグ編-

以前のMaker Faire Tokyo イベント報告ブログでも少し触れていますが、Maker Faire Tokyo 2022のkintoneブースでは、足で踏んで回答するアンケートを設置していました。実はこのアンケート、電子工作初心者2人が、はんだ付けの特訓から始めて作ったものでした。

フットキーボードで解答できるアンケート
フットキーボードで解答できるアンケート

これから4回の記事に分けて、フットキーボードで回答できるアンケートのハードウェア側(フットキーボード部分)を紹介していきます。 ハードウェア側は初心者ですので、お手柔らかにご覧ください。

足で踏んで回答するアンケートとは

第1回目のこのブログでは、どんなアンケートを作ったのか紹介します。

コミュニティイベントやビジネス系の展示会のブースで、簡単なアンケートへの回答を求められた経験のある方も多いのではないでしょうか。私たちもMaker Faire Tokyo 2022のkintoneブースでアンケートを取ることにしました。イベントが開催された2022年9月上旬は、オンサイトのイベント開催も少しずつ増えているものの、感染症対策が欠かせない時期でした。そこで安心してアンケートに回答していただけるよう、足元のペダル(ボタン)操作のみで回答できるようにしました。

アンケート回答の様子
アンケート回答の様子

実は過去にも、出題と回答データの蓄積にkintoneを使ってフットべダルで回答するアンケートを作っていたのですが、今回はMaker Faireというモノづくりの祭典のイベントに合わせて、ボタンから自作することにしました。

足で踏んで回答するアンケートの仕組み

フットキーボードでアンケートに回答するシステムの全体は、このような仕組みになっています。

構成図
構成図

足元のフットペダルを踏むと、それぞれのキーから「a」「b」「c」が入力できるようになっています。その値をソフトウェア側のプログラムで判断して、アンケートの回答データとしてkintoneアプリに貯める仕組みになっています。

連載ブログで紹介すること

このアンケート制作には、大きく分けてハードウェアとソフトウェアの2つの開発が必要です。今回は、アンケート制作の背景や全体像をご紹介しました。続く連載記事では、以下の3つの記事を公開しています。

連載記事の紹介

HW初心者が自作スイッチ(1x3ボタン)を作成した話-電子回路・はんだ付け編-

3つのボタンを制御する電子回路とはんだ付けについてお話しします。はんだ付け特訓の副産物は、自作キーボードでした。

HW初心者が自作スイッチ(1x3ボタン)を作成した話-Arduino編-

ボタンを押された時の処理についてお話しします。チャタリング処理や、押されているボタンを判別するプログラムについて二人であーだこーだ言いながら理解を深めました。

HWHW初心者が自作スイッチ(1x3ボタン)を作成した話-実装編-

いよいよ、イベントで使う本番用ボタンの制作の話です。電子ピアノなどで使うフットペダルを使いました。必要な部品などを秋葉原に買い出しに行き、レンタル工作室をお借りして作り上げました。

私たちは電子工作の初心者ということで、はんだ付けの特訓と基本的な電子回路について学ぶところから始めました。Maker Faire Tokyo 2022まで4ヶ月...! 失敗もしながらなんとか作り上げた制作過程を読んでいただけたら嬉しいです。

また、kintoneと連携するソフトウェア側(プログラム側)に興味を持たれた方は、こちらの記事もあわせてご確認ください。

フットペダルとkintoneでアンケート作成 #Vue.js - Qiita

おわりに

私たちは、様々な技術とkintoneと組み合わせることで「こんな可能性が生まれる!」「面白いことが創れる!」と思って頂けるような、心を動かすコンテンツを届ける活動をしています。
一緒に働く仲間も募集しています。興味のある方はぜひご連絡ください!
https://cybozu.co.jp/recruit/entry/career/technical-evangelist.html