2022年9月3日(土)~4日(日)に開催された Maker Faire Tokyo 2022 に kintone ブースを出しました!
今回は、Maker Faire Tokyo に関するツイートを集めて表示する人形『さとみったー』、センサーと kintone を連携して快適な環境を保つミニチュア会議室『換気チェッくん』、会議参加者の名前を忘れてしまっても安心な『名前調べるくん』の3作品を紹介しました。
Maker Faire とは
Maker Faire は、世界各地で開催されているDIYの展示発表会で、家族で楽しめる、発明と創造が一杯で機知に富む人々が集うお祭りです。
あらゆる年齢の技術愛好家、クラフト作家など、物をいじくりまわすのが好きなエンジニア、サイエンスクラブのメンバー、学生、そしてビジネスを行う出展者が、自分が作った物を見せるために、または学んだことをシェアするために Maker Faire に参加しています。
参考:https://makezine.jp/event/mft2022/for_thefirst/
Maker Faire Tokyo 2022 開催概要
期間:2022年9月3日(土)~4日(日)
場所:東京国際展示場(東京ビッグサイト)
makezine.jp
kintone ブース
私たちは、2019年から「モノとつながるkintone」をテーマに Maker Faire Tokyo に参加しています。kintone はオフィス業務の改善で使われるイメージが強いですが、簡単に Webデータベースを作成でき、簡単な設定でデータの分析もできるといった特徴は、IoT の分野でも有効です。こういった特徴をものづくりが好きな方たちの集まる場で、ワクワクするような作品を通して kintone の魅力をお伝えしたいと考えて出展しています。
今年は、自由な発想で組み合わせることでさまざまな使い方ができる kintone をレゴブロックに例えて、ブロックをイメージしたブースになりました。
作品紹介
今年は、オンラインで開催された Maker Faire Tokyo 2021 で紹介した作品を会場で実際に見ていただきました。
さとみったー
Twitter で自動的に拾ってきたツイートを、定期的に人形の LCD に表示する作品です。
Power Automate は1分に1回、最新のツイートを数件登録してくれます。登録されたツイートデータは下記のように kintone に蓄積されます。
人形は、会場で無料配布した『kintone ちゅーとりある Vol.1』の表紙のキャラクター、出雲 沙斗美(いずも さとみ)ちゃんをモデルにしているため、さとみったーと命名しています。
イベント当日は、#MFT2022 と#kintone のハッシュタグが付いているツイートを拾って表示しました。その場でツイートして画面に表示される様子を楽しんでくださる方が多かったです。
詳細:
最新のツイートをLCDに定期的に表示する人形を作ってみた - Qiita
換気チェッくん
会議室の温湿度、CO2濃度をコントロールする仕組みをミニチュア会議室で実現した作品です。 CO2濃度、温度、湿度をセンサーで取得し、kintone に登録していきます。 登録されたセンサーの値によって以下の動作をします。
- 温度・湿度から不快度を LED で表現します
- CO2濃度が高いと kintone が換気を促し、ファンが回ります
会場が混雑してくると CO2 の値が上がり、ミニチュア会議室の中のグリーンの部分が赤になることもありました。 詳細:kintoneを使って部屋の換気を促してみた - Qiita
名前調べるくん
会議室で誰がどこに座っているか kintone で確認できるスマート会議室をミニチュアで再現した作品です。 座席に座っている人(人形)を天井に設置したカメラで認識し、kintone 画面に表示します。 お客様との打ち合わせでこの方誰だっけ…という経験をお持ちの方も多いようで、実用化するにはどうするか?という質問が一番多い作品でした。人形の位置を入れ替えて確認される方もいらっしゃいました。 詳細:会議室で誰がどこに座っているかわかる「名前調べるくん」をkintoneとobnizとレゴでつくってみた - Qiita
その他ブースでやっていたこと
足で踏んで回答するアンケート
ブースにいらしていただいた方に、kintone を知っているかどうか簡単なアンケートにご回答いただきました。このアンケートも kintone を使てています。感染症対策も考慮して、足元のペダル(ボタン)操作のみで回答できるように作りました。 詳細:フットペダルとkintoneでアンケート作成 - Qiita
今回は、電子工作初心者が kintone にボタン入力でデータを登録できるよう DIY しました。こちらの制作秘話については、別のブログで紹介します。
冊子の配布
作品を通して kintone を知っていただくだけでなく、いろいろな使い方をお伝えするために、いくつか冊子をお配りしました。
会場でお答えいただいた、ボタンで回答するアンケートカスタマイズの方法を説明した冊子も用意し、多くの方にお持ち帰りいただきました。また、Unity や Raspberry Pi などとの連携方法を紹介する冊子もあり、ご自身の関心のある技術が書かれた冊子を手に取ってくださる方もいらっしゃいました。
おわりに
2年ぶりのオンサイトで開催された Maker faire Tokyo は、来場者も多くとても賑わいました。kintone ブースにも400人以上の方にお立ち寄りいただけ、展示物に興味を持ってくださった方とお話をすることで、イベント参加者の生の声を聞くことができました。
- kintone ってこんな使い方もできるんだ?!標準機能しか使っていなかったから、kintone の考え方変わった!
- IoT で使う DB をどうしようかと思っていたので、良いことを知りました
- Unity を普段扱うことがあって、kintone に興味が出ました!
- 他部署が kintone を使っているのは知っていたけれど、これなら自分の部署でも kintone 提案します。
ブースにお立ち寄り頂いたみなさま、ありがとうございました!場所を選ばず参加いただけるオンラインイベントも良いですが、リアルイベントならではの良さもあることを再認識しました。
今後、イベントでkintoneブースを見かけた際は、気軽にお立ち寄りください。また、イベント情報や、活動情報をウェブサイトで公開しております。ぜひチェックしてみてください。
私たちは、様々な技術とkintoneと組み合わせることで「こんな可能性が生まれる!」「面白いことが創れる!」と思って頂けるような、心を動かすコンテンツを届ける活動をしています。
一緒に働く仲間も募集しています。興味のある方はぜひご連絡ください!
https://cybozu.co.jp/recruit/entry/career/technical-evangelist.html