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【kintone × 電子工作】HW初心者が自作スイッチ(1x3ボタン)を作成した話-実装編-

こんにちは!サイボウズ Developer Pioneer チームです。
HW初心者がフットキーボードで回答するアンケートを作った連載ブログもいよいよ最終回です。3つのボタンでアンケートに回答できるもの作り上げたので、最後はイベントで使う本番用ボタンの制作です。
電子工作やプログラミングの話ではなく、部品を秋葉原で買い集めたり、金属に穴を開けたりしてフットキーボードを完成させる工程を紹介します。

完成形

ピアノペダルを使って作った足で踏むボタンの完成形です。

ピアノべダルを使った足踏みボタン

用意するもの

  • ピアノペダル×3
  • メタルケース
  • ケーブル類

秋葉原でお買い物

ピアノペダルやケーブルなどは基本的にオンラインショップで購入しました。しかし、基板を収納するメタルケースやケースを加工するために必要な道具は、東京最大の電気街である秋葉原で調達しました。

実装の手順

  1. 基板を収納するケースを準備する
  2. ボタンの動作を確認する
  3. 基板をケースにセットする

基板を収納するケースを準備する

まずは、基板を収納するケースにケーブルを通す穴をあける必要があります。今回はメタルケースを用意しましたが、自社には金属加工の設備がないため、秋葉原にある創造空間ナノラボの工作スペースをお借りして作業しました。

ボタンは3つあるので、ボタンと基板をつなぐケーブルを通す穴を3つと、電源ケーブルを通す穴1つの合計4つの穴をあけます。あらかじめ穴の位置を図って印をつけました。

メタルケースの側面に穴をあける位置の印をつけます

付けた印にドリルの刃を慎重に合わせて、いっきに穴をあけました。

ケーブルを通す穴をドリルを使って開けます

穴を4つ開けて、メタルケースの準備は完了です。穴がガタガタしているところは、やすりできれいにしました。

4つの穴をあけたメタルケース

ボタンの動作を確認する

次は、電子回路・はんだ付け編、Arduino編で作ったプロトタイプをベースに本番用の回路を構成しました。この基板をペダルとつないで、動作確認をしました。無事動きました!

ボタン(ペダル)を接続

基板をケースにセットする

いよいよ終盤です。基板をケースにセットし、配線します。ケーブルがごちゃごちゃしないように、ボタンの並び順と制御があべこべにならないように、注意しました。狭いスペースでのはんだ付けに少し苦労しながらなんとかセットできました。

ケースに基板をセット

ペダルからのケーブルを差し込む部分も整えて、ケースを閉じました。イベント会場では何が起きるかわかりません。特にハード系は壊れる可能性も。。。ということで2つ用意しました。

基板を収納したメタルケース

あとは、イベント会場で設置するのみです。

イベント会場に設置

おわりに

HW初心者がフットキーボードで回答するアンケートを作った話、いかがでしたでしょうか。普段はソフトウェアに関わっていますが、今回ハードウェア技術を学ぶことも刺激になり、活力となりました。これからもHWの勉強は続けていく予定です。また学んだことをブログでも紹介していきたいと思います!

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