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【Maker Faire Tokyo 2023 展示作品】射的2.0 🎯まと編

はじめに

Maker Faire Tokyo 2023に出展しました!
展示物のうちの「射的2.0」を、「🔫ピストル編」「🎯まと編」「⚙️システム編」「🖥️GUI編」の4本にわけてご紹介します。

この記事は「🎯まと編」になります。

展示品

まとの展示品はこちらです。

「射的2.0」で使用したまと

概要

まとはシンプルな設計にし、中心の丸い穴に赤外線センサーを取り付けられる設計にしました。まとの周りの溝にはフレキシブルLEDがハマるようになっています。裏面はパネルにフック/ピンで吊れるようにしてあります。

フレキシブルLEDがはまって光っているまと

筐体

筐体は3Dプリンターでプリントしました。
普段小さい部品にはよく使うものの、大きいものの印刷はあまりしていなかったのですが、 いつも通り印刷するとこんなことに…

張り付いたベッド

小さい部品でもこのベッドは食いつきがいいなと思っていましたが、大きいものだともう完全に外れなくなってしまいました… ここで流行りのPEIのベッドにしましたが、印刷中はしっかり食いつき、印刷が終わるとスッと外れて素晴らしかったです。

電子回路

下記の図の通りで、LEDはラズパイの5V出力を分圧して与えていて、トランジスタでスイッチングしています。

まとの回路

赤外線センサーはデータシートにあるとおりにノイズ処理をしています。
これと全く同じものをターゲットの数だけ準備しました。

まとの基板

配線は故障の可能性も考え、繋ぎ替えがしやすい・取り回しやすいように3.5mm4極のTRRSケーブルでの接続としました。自作キーボードなどによく用いられるヤツです。

難易度調整

素のままだと、赤外線の受光範囲が広すぎることから、どこを撃っても反応してしまう問題がありました。 そのため、まと側、ピストル側の両方で調整が必要でした。
ここではまと側について記載します。 まと側の難易度調整は単純で、3Dプリントした中心に小さい穴の空いた円盤をセンサ部に貼り付けているだけです。 プリントした円盤のみでは受光範囲の調整ができなかったので、裏側にアルミ箔を貼って制限をしています。

難易度調整用プレート

まとめ

以上、まとに関するハードウェアまわりの解説記事でした。