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【イベント報告】Maker Faire Kyoto 2023を視察してきました!

2023年4月29日(土)・30日(日)の2日間にわたって京都で開催された、Maker Faire Kyoto 2023に、kintoneのDevRelメンバーが参加してきました。

参加したかったけれどできなかった方や、今後参加してみたいと思っている方へ、当日の様子をダイジェストでお届けます。

イベント概要

詳細
日程 2023年4月29日(土)~30日(日)
会場 けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)
〒619-0238 京都府相楽郡精華町精華台 7丁目5−1
入場料 前売:大人 800円、18歳以下 300円
当日:大人 1,000円、18歳以下 500円
主催 株式会社オライリー・ジャパン
公式ハッシュタグ Twitter: #MFKyoto2023
Instagram: #MFKyoto2023_ig
出展ブース数 127
ブースジャンル
  • キッズ&エデュケーション
  • モビリティ
  • デザイン&クラフト
  • ダンボール
  • FAB+
  • サイエンス
  • ロボティクス
  • Young Maker
  • エレクトロニクス
  • ミュージック
  • スポンサー
  • そもそもMaker Faire とは?

    Maker Faireは、地上最大のDIYの展示発表会。家族で楽しめる、発明と創造が一杯で機知に富む人々が集うMakerムーブメントのお祭りです。

    : (中略)

    あらゆる年齢の技術愛好家、クラフト作家、教育者、物をいじくりまわすのが好きなティンカラー、ホビースト、エンジニア、サイエンスクラブのメンバー、作家、アーティスト、学生、そしてビジネスを行う出展者が参加します。 Maker Faireとは | Maker Faire Kyoto 2020 | Make: Japan

    つまり、モノづくりが好きな人たちが集まる展示イベントです。Maker Faire KyotoではYoung Maker、エレクトロニクスジャンルのブース作品が多く、学生さんのブースもたくさん出展されていました。

    Maker Faire Kyoto ウェルカムボード(?)

    会場の様子
    会場の様子

    気になったブース

    必ず戻ってくるブーメラン

    2cm × 20cm の紙を適当なところで十字にくっ付けたブーメラン。
    不思議と、必ず手元に返ってきます。 2cm × 20cm のサイズに秘密があるらしいです。

    東北福祉大学杉浦研究室 | Maker Faire Kyoto 2023 | Make: Japan

    東北福祉大学杉浦研究室の必ず戻ってくるブーメラン

    カラーセンサーでロボット操縦

    カラーセンサーで上下左右とアームの操作ができるロボット。
    ミニコンテナ操縦体験ができて、面白かったです!

    メカトロ同好部 エルチカ | Maker Faire Kyoto 2023 | Make: Japan

    メカトロ同好部 エルチカの操縦ロボット

    そろばんの入力値推測

    そろばんの良さを残しつつも、課題をデジタルで解決する作品。
    そろばんの入力値をカメラとARマーカーで推測してくれます。

    そろばんの途中の計算過程が残らない課題を、デジタル部分で解決してくれます。ゆくゆくは計算の間違い箇所を教えてくれたり、ARグラス対応を想定しているとのことで、今後のアップデートも楽しみです!

    奈良先端科学技術大学院大学 | Maker Faire Kyoto 2023 | Make: Japan

    奈良先端科学技術大学院大学の珠算センシングシステム

    琴の達人?!(琴で音ゲー)

    お琴歴0年でも、うっとりする音色を奏でることができました!
    琴の表面にプロジェクターでゲーム画面を投影し、弦の振動を検知して得点に反映される仕組みとのことでした。

    Kotomania制作陣 | Maker Faire Kyoto 2023 | Make: Japan

    Kotomania制作陣のお琴で遊べる音ゲー

    一緒に歩けるメイド

    こっちを見てくれて、手を取ればついてきてくれたので
    本物のメイドさんと散歩している気分が味わえました。
    最終的にはカフェを目指しているそうで、今後も楽しみなプロダクトでした!

    MaSiRoプロジェクト | Maker Faire Kyoto 2023 | Make: Japan

    MaSiRoプロジェクトのお散歩できるメイドロボット

    横移動もできるミニカー

    突然横移動をしたので、目に止まった作品がこちらです。普段、車や自転車はタイヤの向きを操作して、左折・右折で曲がりますよね。 ただ、このロボットはタイヤに秘密があって、タイヤの向きを変えずに縦横無尽に移動できます。

    その秘密は、タイヤ部分の斜めの線です。これが、左右移動を可能にしていました。車輪を内側回転・外側回転で左右移動できる仕組みです。

    一般社団法人次世代ロボットエンジニア支援機構 | Maker Faire Kyoto 2023 | Make: Japan

    一般社団法人次世代ロボットエンジニア支援機構のロボット

    必要な部品をAIで自動的にモデリング

    締結する形状と強度の情報からAIが自動でモデリングし、それを金属の3Dプリンターで出力した作品。
    現段階では安全率を低くしているため実際にキックボードに乗るのは難しいかもとのことでした。学祭でもさらにパワーアップした作品を公開予定とのことなので、奈良県近隣の皆さんはぜひ学祭に遊びに行ってみても良いかもしれないです。

    奈良工業高等専門学校TechRing | Maker Faire Kyoto 2023 | Make: Japan

    奈良工業高等専門学校TechRingの金属3Dプリンティング

    製作者の学生さんたち
    (「フリー素材です!」と快く映ってくれました。ありがとうございます!)

    激走!コインラン!

    画面上の動きと、リアルが融合する面白さの体験できるブースでした!
    画面上は、Unityで某スーパー◯リオ的なゲームを実装されていました。

    • 遊び方
      • コインを入れる:ゲーム開始 & ジャンプ操作
      • ゲーム上でコインを取得する:実際にコインがもらえる

    コインの入れるタイミングを図りながら、コインを受け取るというのが地味に難しくてやり込みたくなる作品でした。

    ハードウェアとか研究所 | Maker Faire Kyoto 2023 | Make: Japan

    ハードウェアとか研究所の激走!コインラン!

    プラスチックチューブで作るストランドビースト

    製作者の方は中学生の時にテオ・ヤンセンさんに憧れて自力でここまで持ってきたそうです。
    生きているかのような動きで、設計ノートも見せていただいたのですが研究に研究を重ねていてすごそう、ということしか理解できませんでした…!

    久留米工業高等専門学校 Strandbeest Clone Project | Maker Faire Kyoto 2023 | Make: Japan

    久留米工業高等専門学校 Strandbeest Clone Projectのストランドビースト

    釣りをITでもっと快適にする “Ficy”

    ブラックボックスな海中の状況をカメラで撮影できるFicy CAMと、
    どこで仕掛けを投げたか、どれだけ待ったかを判定するFicy LOG。
    それらの状況をWeb上で表示するFicy MAPの展示でした。
    これまでは経験や口コミでしかなかった釣りの情報ををデータ化できると
    もっと狙った魚が釣りやすくなりそうでとてもいい作品だと思いました。

    独立行政法人情報処理推進機構 | Maker Faire Kyoto 2023 | Make: Japan

    Ficy CAMとFicy LOG

    ギリギリ役立つ発明シリーズ!

    Twitterで何度も見たことのある発明家カズヤシバタさん*1のブースでした。

    作品だけではなく、ブースのポップが家電量販店風に統一されていたり、ステッカーがレジに持って行くカードになっていて、細部までこだわりが詰まっていました!

    ちなみに、ポップの金額は販売価格ではなく、制作にかかった総額だそうです!

    カズヤシバタ | Maker Faire Kyoto 2023 | Make: Japan

    カズヤシバタさんのギリギリ役に立つ発明シリーズ

    世界最小!自作バイク

    公道も走れる世界最小の自作バイクだそうです。
    時速30km出るとのことで、製作者さんは当日の会場まで自作バイクで移動されたとのこと。 車体が小さいので轢かれないよう注意です。
    実際に、制作過程をまとめて同人誌も制作されていて思わず購入してしまいました!

    試乗体験もしていたのですが、私がどんくさく、コケたときに労災になりそうと思い断念しました…

    デゴチ | Maker Faire Kyoto 2023 | Make: Japan

    デゴチさんの公道を走れる世界最小バイク

    世界最小バイクの解説

    まとめ

    この記事で紹介できたのは一部のブースですが、おもしろ系から本当に役に立ちそうな技術まで幅広い展示内容でした! どの作品も作者の熱がすごく、ついついブースに長居してしまい、 数時間で全体をまわれるかと思ったら、結構ボリューミーで半日を費やしてしまいました。(それでも全てのブースはチェックできませんでした...!)

    半日でしたが、イベントで製作者の皆さんと話したり、制作物の面白さを体験する濃い時間を過ごせたため、 自分たちもモノづくり熱が高まったように思います。

    是非また来年も遊び視察に行きたいと思います!

    最後に

    私たちは、様々な技術とkintoneと組み合わせることで 「こんな可能性が生まれる!」「面白いことが創れる!」と思って頂けるような、 心を動かすコンテンツを届ける活動をしています。 一緒に働く仲間も募集しています。興味のある方はぜひご連絡ください!

    cybozu.co.jp

    企画やコラボをご希望の方は、お問い合わせフォームからご連絡をください。

    また、今後のPioneerチームの最新情報は Twitter や チームサイト kintone for Geeks で随時公開予定です。 twitter.com

    *1:@seevua 様からツイートの掲載許可を頂いています