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【イベント報告】大学生がkintone×Make×LINEで身近な課題解決を体験

サイボウズは、U22プログラミングコンテストを運営している一般社団法人ソフトウェア協会が主催している学生向けワークショップ企画に参加しています。
2022年の第1回目として静岡理工科大学にて、ノーコード連携ツールMake(旧 Integromat)を使い、kintone(キントーン)とLINEを連携して身近な課題解決を体験するワークショップを開催しました。
技術の習熟度が異なる学生であっても身近な不便をITで解決できることを実感できるようノーコードに拘ったコンテンツを用意しました。

ワークショップ実施概要

テーマ

日々使用してるウェブサービス同士を繋げて便利なソリューションを作ってみよう
〜kintoneと他のウェブサービスをノーコードで会話させるワークショップ〜

実施学校/場所

静岡理工科大学/情報教育研究センター501教室(オンサイト)

開催日時

2022年7月12日(火)13:00~17:00

参加者

1年生~4年生までの18名

構成

  • 企業紹介、kintone(製品)紹介
  • kintone×LINE連携ハンズオン
    ~ 身近な人の誕生日をお知らせするLINE Botを作ってみよう
  • kintone発展編
    ~ kintone×IoTのデモ作品の紹介と展示
  • グループワーク(3~4名1組)
    ~ 学生生活の中の不便をkintoneとLINEを使って解決しよう
  • 発表

ワークショップの様子と結果

kintone×LINE連携ハンズオン

kintoneで誕生日のデータを登録するアプリを作り、kintoneに登録されたデータを取得して、LINEのBotで今日お誕生日を迎える人をお知らせするまでをプログラムを書かずに実現しました。

完成全体像

kintone、LINE Developers、Makeとログインするツールが複数あって、ログイン時にはちょっと混乱する場面もありましたが、近くの学生とフォローし合ったり、メンターに質問しながら全員が最後までやりきることができました!
実装の仕方は別の記事で紹介していますので、ぜひ読んでみてください!

【kintone×Make×LINE】身近な人の誕生日を自動で知らせるLINE Botを作成 - kintoneGeeks blog

kintone×IoTのデモ作品の紹介と展示

発展編として、kintoneとモノをつないだ連携作品を紹介しました。
一つ目は、センサー×kintoneで、センサーデータをkintoneに登録してデータを見える化するデモです。今回はワークショップのテーマに合わせてハードウェア用ノーコードツールNode-REDを使ってデータフローを設定しています。

Raspberry Piとセンサーを接続、kintoneにデータを登録してグラフで見える化

二つ目は、特定の言葉を含むツイートをkintoneに集め、人形に取り付けたモニター(LCD)に表示させるレゴ作品を展示しました。 見た目のかわいらしさに比べて、Raspberry Piとディスプレイを配線はなかなか複雑です。

Raspberry Pi×ディスプレイの配線とディスプレイ表示

kintoneは、業務改善ツールとしてオフィス業務で使われるイメージが強いですが、クラウドデータベースを簡単に作れるという点でIoTとも相性が良く、様々な活用ができることを見ていただきました。

グループワーク

予め先生に割り振っていただいた3~4人ずつのグループに分かれて、ハンズオンの内容を応用して、学生生活の中の不便をkintoneとLINEを使って解決することにチャレンジしてもらいました。

シンプルな仕組みでまず動かしてみてから次のステップで理想に近づけるというアプローチのグループがあったり、複数の課題をまとめて解決しようと取り組んだグループなど、どのチームも活発に議論していました。 大学と駅を往復するスクールバスの運行時間を確認する仕組みに取り組んだグループが多かったです。

ワークショップの様子

アンケートでプログラミングに不慣れだった参加者から、下記のようなコメントをいただき、実際に自分でやってみることの大切さを改めて感じました。

プログラミングについては不慣れで、グループワークでの会話は正直分からないことが多かったです。しかし、ハンズオンでは指示を貰いながらでしたが、自分でサービスを作ることができ、感動しました。これからプログラミングについて勉強すれば、今日のグループワークのような事も理解できると思うと、とてもわくわくします。

おわりに

今回、kintoneを知らないエンジニアに向けてkintoneの可能性を知って興味を持ってもらうための活動をしてるチームが、ワークショップを実施しました。 普段は、ソフトウェアエンジニアだけでなく、ハードウェアエンジニア、IoTに興味のあるエンジニア、VRエンジニアなど様々なエンジニアが集まる場に出没しています。

普段はMaker Faire やVRChatで開催されるメタフェス、技術書典といったイベントにも参加しています。どこかで見かけたら、是非ブースにお立ち寄りください!